あげたかなぁ〜 : 楽しい子供たちの『中秋の名月』
- 2011.09.13 | お知らせ
あげたかなぁ〜
中秋の名月の夜、地元で響く子供たちの声です。
手に手に袋をぶら下げた子供たちが夜道を行き交う、なんて言うと
「危ない!」
って声が帰ってきそうです。
でもこの夜は子供たちには特別ですし、現在では保護者同伴です。
超ローカルな行事で、ここ熊本市銭塘校区でも、その一部の地区だけで行われており、ザックリ説明すると中秋の名月のお供え、その「お下がり」を家々を回って頂く風習で、日本版ハロウィンと言ったところです(起源不明)
一軒づつ、
『あげたかなぁ〜』
と大きな声で呼びかけると、ガラガラと玄関が開きます
お菓子の少ないその昔だったら、お家の人が出て来てわけてくれるお下がりの団子は、まさにお月さまからの贈り物、子供達の一大イベントだったわけです。
今では、お下がりもお菓子に形を替え、各家々ではスナック菓子やチョコレートなど小袋のものを準備して子供たちを待ちますが、一回り終えると四五歳児の体型と同等か、それ以上のお菓子が集まります。これが一人分ですから大変ですね(笑)
そんな楽しい夜が、昨夜の十五夜だったんですね。