「夏越の大祓式」ご案内
- 2011.06.15 | お知らせ
さて、当新開大神宮恒例の夏祭り、「夏越の大祓式(なごしのおおはらえしき)」をご案内申し上げます。
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祭典名 夏越の大祓式
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日 時 平成23年7月20日(水) 午前10時
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場 所 新開大神宮
地元では「人形さんご祈祷(にんぎょうさんごきとう)」と呼び親しまれている夏祭りです。
「人形さんご祈祷」なんて聞くと、普通だったら「人形供養」をご想像になられるかもしれませんが、人形供養でありません。
左図のように
「人形(にんぎょう)」ではなく「人形(ひとがた)」と呼ばれる形代(かたしろ)を用いておはらいする神事です。
一般的には6月30日(水無月の晦日)の夕刻に行われておりますが、古来当宮では7月20日に執りおこなわれてきました。
この神事には、もう一つ「茅の輪くぐり」とか「輪抜け」などと呼ばれる神事があり、人形でおはらいを済ませたら、参列者全員で古式のままに茅の輪をくぐります。
その時に、
『水無月の 夏越のはらえする人は 千歳のよわい のぶというなり』
と言う和歌を口ずさみます。
気になるご利益は、自身の心と身の健康回復です。
人は普段の生活の中で、見たくないもの、聞きたくないもの、触りたくないものなど多くの煩わしさに接します。
それは、罪や穢となって蓄積され、自分の心と体を蝕んで行きます。放っておくと災い事のもとにもなりかねませんし、成就したい願いの妨げにも繋がります。
そこで、定期的に「おはらい」して、心身を清浄に保とうとしてきた知恵が、後世広く人々の間で流行して今に伝わってきているものです。
多くの祭典は、祭儀(おまつり)に参列して祈りを捧げることが一般的です。しかし、この神事は同じように祈りを捧げるだけではなく、人形(ひとがた)に自分自身の悩みや病などの煩わしさを託すも自分自身なら、神事の締めくくりに古式のまま、神職の先導の元いっしょに「茅の輪」をくぐる、という参加実践型の神事であり特徴的です。
どなたでもご参列できます。
でも
「参列できない時はどうしたらいい?」
大丈夫です。もし当日参列できなくても事前にこの「人形(ひとがた)」をお届けいただけたら、神事で一緒におはらい申し上げますので、ご遠方にお住まいの方はご連絡いただけましたら、郵送いたします。
その際、ご返送の前に、人形にはご自分の住所・氏名・年齢を記入して下さい。使い方など、詳しくは下記ご案内をご覧下さい。
下記ご案内はクリックいただけますとPDFファイルをダウンロードいただけます。