取材あり。NHKアーカイブス
- 2014.12.5 | お知らせ
平成二十七年。
来年は人に喩えると戦後が古稀を迎える七十年の節目。
NHKの大型シリーズ『戦後史証言アーカイブス』の「知の巨匠たち・戦後史への証言」で来年一月、あの『三島由紀夫』が取り上げられ、その一環として三島先生の『豊穣の海「奔馬」』に登場する「神風連史話」の舞台となったゆかりの地、新開大神宮でNHKの取材が昨日(平成26年12月4日(木))ありました。
これは「奔馬」上梓にあたり亡き父が三島先生に神風連を話していたことによる物ですが、昨日取材前のディレクターとの会話の中で、私が幼少の頃拝見し朧気ながら覚えている三島先生の後ろ姿話していたら、インタビューに応じてくれないかと云う申し出で、急遽私までインタビューを受けることとなりました。
まぁ、使われるどうかは定かではありませんし、何せカメラを前にしたら中々平常心では答えられませんし、、、小心者ですね^^
で、話はどんな内容かと云いますと
【 小学校低学年だった私が学校から帰ると、母の
お客さまがいらっしゃっているからご挨拶
という言葉に促されお座敷の敷居越しに挨拶すると、
白の上下、見るからに筋肉質の男性が、少し振り返り
「お邪魔しております」
姿勢を正され、床の間を背にした父の話に聞き入っておられた姿がとても印象に残っている。
あたりを見ると十二畳の我が家の座敷の三方にずらりと掛け軸が掛けてあった。
実は私がそれがすべて神風連関係の掛け軸だったことを理解したのは、ずっと後のことだった。
その数年後、TVニュースで流れていた市ヶ谷の一件。
亡き両親は三島さん、、、、、と沈痛な面持ちで見入っていた。
小学校高学年に達していた私にも、何がおきたのかは理解でき、ただただTV画面を見つめるだけであった。】